A. B. C.
ロケハンはロンドンからスタートし、どんどん北上してスコットランドの首都・エディンバラがゴール。ここまで来ると街並みも全く違います（そして言葉もぜんぜん違う！）。
もともとケルト人の砦から発生した街とのことで、グレーのレンガでできた建物が並び、堅牢で重厚な雰囲気はさながら中世ファンタジーの世界です。
色彩スタッフは「イギリスは街中を歩いている人の服の色もシックな雰囲気」と感動していました。
確かに極彩色のお洋服を着ている人はまったく見かけません。
ちなみにスコットランドは通貨も違うので、旅行の際はご注意くださいね。日本で両替できません！
（スタッフは両替しそびれました……）
加藤監督とあおきさんは、今回のロケハンで一番印象に残った場所がこのエディンバラだったそうです。お気に入りの場所ということで、アニメにも登場するかも…？
格好いい街並みは一見の価値ありですので、ぜひ訪れてみてください。
A.
原作小説にも登場する、Ⅱ世が居を構えているという「ドルイドストリート」。
高架下にオシャレなカフェやバーが入っています。
このあたりの風景は0話にも登場しているので、ぜひチェックしてみてください。
B. C.
もともとは倉庫街だったそう。
ロンドン塔やタワー・ブリッジなどロンドン名所のすぐそばですが、閑静なエリアです。
A.
イギリスの有名な詩人、ウィリアム・ワーズワスの詩にも登場する自然の美しい地域です。
蜂蜜色の石でできた家が立ち並ぶ、まさに映え！なスポット。
B.
民家の前で手作りのハチミツやジャム、ケーキが売っていたり、のんびりした風景が広がります。スタッフも手作りケーキを購入。素朴な味でとってもおいしかったです！
C.
「マナーハウス」と呼ばれる貴族や地元の名士の邸宅です。現在はホテルやカフェとして利用されています。スタッフはここでクリームティーを堪能。あつあつのスコーンと香りのよい紅茶でエレガントな時間を過ごさせて頂きました。
ところでスコーンに塗るジャムとクロテッドクリームの順番には流派があるそうで、クロテッドクリームを先に塗るのが「デヴォン式」、ジャムを先に塗るのが「コーンウォール式」で、両者の間には終わりなき戦争が今も繰り広げられているのだとか……紅茶文化が生活に深く根付いたお国柄を感じます…………
D.
由緒あるマナーハウスだけに、調度品も一流のアンティーク！垂涎です！
A.
「湖水地方」と呼ばれる風光明媚な地域です。有名な絵本の舞台にもなっていて、素朴な家々が立ち並びます。このあたりは自然環境保護の指定地域だそうです。
B.
ちょうどよい季節で、英国式庭園にはかわいらしい花々が咲き乱れていました。今にも花々の間からウサギが顔を覗かせそうですね。
C.
「嵐が丘」「ジェーン・エア」などの名作で知られるブロンテ姉妹が住んでいた場所です。
D.
「せっかくイギリスに来たのだから、有名小説の舞台を見るべきですよ！」とのコーディネーターさんのお気遣いで訪れました。街中は賑わっていますが、一歩出るとまさに「嵐が丘」という雰囲気の荒野で感動！
……「嵐が丘」を読んだことのないスタッフは、慌ててバスで電子書籍を購入するのでした。
A.
こちらも保存鉄道の走る陸橋です。様々な映画に登場しているので、見たことのある方も多いかもしれません。
延々と広がる荒野に佇むとても美しく重厚な陸橋で、その景色には圧倒されます。ぜひイギリスを訪れる機会があれば足を伸ばしてみてください！
B. C.
街中から少し離れると牧歌的な風景が広がっています。
このあたり一帯は、イギリスのいわゆる「ムーア」と呼ばれる地形。重く冷たい雲が被さり、背の低い草木が茂る荒野です。有名小説「嵐が丘」などにも描かれていますね。
某探偵ドラマのファンのスタッフは、ポーズを真似して岩の上で写真を撮ったり…
A.
「魔眼蒐集列車」エピソードの参考用に、地方の小さな鉄道駅も訪れました。
加藤監督は売店で列車の模型を購入。絵コンテやレイアウトの参考用だそうです。
B.
ひたすらイギリスの田園風景の中を走る鉄道で、開業は1870 年代とのこと。
イギリスで最も美しい車窓風景と言われてるんだとか。
C.
地方に出ると、もはや人より羊のほうが多い！
この鉄道の撮影時は、いくつかの区間を列車に乗り、残りはバスで併走したのですが、途中でスタッフ全員がバスに置いて行かれるという珍事も…（パブでビールを飲んで戻ってくるのを待ちました）。
A. B.
ザ・ヨーロッパの鉄道駅！というイメージそのままの大型駅です。某魔法ファンタジー映画にも登場するので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
C. D.
今回、アニメのメインとなるエピソードが「魔眼蒐集列車」編ということで、ロンドン市内や地方など、鉄道に関する場所には特に重点的に訪れました。このあたりもアニメに登場するかも…？
A.
町によって、建物の色合いも随分違います。この町は昔はかなり港に近かったそうです。
B.
余談ですが、これらの写真はそれぞれのスタッフが撮った写真が混在しているのですが、やはり絵を描ける人が撮る写真は構図がキマってて格好いいのです。
C.
この場所、他シリーズをご覧になっている方にはピンとくる廊下ではないでしょうか？
そう、過去作で登場してしまっている以上、行かないわけにはいかなかったのです！
実はロンドン市内から150km以上離れたところにあります。スーパーバイザーのあおきさんは「6年越しでやっと現地を見られた」と感慨深い様子でした。
A.
ロンドンから1時間程度で行ける郊外の町です。「事件簿」はロンドン近郊の街が舞台になることが多いので、その参考に訪れたのですが……とてものどかで美しい街で、スタッフの中には「ここに住みたい！！」と言い出す人もいたのでした。
B.
30分程度で一周できる、とても静かで小さな町です。お忍びで訪れるハリウッドスターもいるのだとか…
C.
教会は場所や年代によって建築様式が大きく異なるので、見かける度に資料用に写真を撮ります。
A.
かの有名な探偵小説に登場するベイカーストリート。地下鉄にもモチーフが散りばめられていて、テンション上がります！
B.
小説に出てくる番地には博物館があります。Ⅱ世は「探偵」ではないものの、何か参考になるものがあるかも？と思い中へ…
C.
駅前にも銅像が。観光客のフォトスポットになっていました。
A.
ビッグベンとテムズ川。ロンドンと言えばお馴染みの風景です。ちなみにこの後スタッフはこちらもお馴染み“ブラックキャブ”に乗りホテルへと帰ったのですが、どちらも様々な映画やテレビで見る風景だけに、さらにテンションが上がるのでした…
B.
キービジュアルの背景にも描かれているピカデリー・サーカス。ロンドン市内随一の繁華街で、様々な劇場やブティックが並んでいます。せっかくなのでスタッフもクィーンズシアターで「レ・ミゼラブル」を鑑賞しました。「照明の使い方が印象的！」と加藤監督も絶賛。
C.
この日はあまり時間がなく、せっかくの大英博物館もわずか30 分程度しか滞在できず……ダッシュで必要な写真を撮り、ロゼッタストーンだけ見て戻ってきたのでした。
A.
ロケハンで訪れたのは2018年でしたが、残念ながらビッグベンは2021年まで工事中。本来の姿を見ることは叶いませんでした……みなさんご旅行の際はご注意ください。でも、工事中でもその姿は一見の価値ありですよ！
B.
ビッグベンの前を流れるテムズ川。このあたりは0話でも登場しているので、ぜひ見返してみてください！
C.
こちらも絶賛工事中のビッグベン。実は日本でもおなじみの学校のチャイムは、このビッグベンの鐘の音が発祥だそうです。アニメで聞けることもあるかも…？
A.
ロケハンの主な目的は、実際にアニメを制作するにあたって資料となる写真集めです。そのため、各自がカメラやムービーを引っ提げ、とにかく撮って撮って撮りまくる！今回のロケハンで撮られた写真は実に22,500枚以上でした。
B.
実はロンドンに到着してすぐに訪れたのがビッグベンでした。フライト後ではありましたが、スタッフ一同、夕暮れのロンドンにテンション上がっていました！
C.
ビッグベンのそばにある、ウェストミンスター寺院（の一部）です。荘厳なゴシック建築でした。
